RaceReport
Posted:10.10.11|Comment:0

アジア大陸選手権大会レースレポート
- 大会名:2010 アジア大陸選手権大会
- 開催日:2010年9月26-28日
- 開催地:Jecheon/韓国
- 天 候:晴れ
- 順 位:DH Women1位
- バイク:INTENSE 951
2010年のアジア選手権大会は韓国のチェチョンで開催されました。
韓国でのアジア選手権は2001年振り。前回はムジュリゾートというスキー場での開催でしたが、今回はスキー場ではなく首都ソウルから2時間ほどのチェチョンという所の里山での開催ですが、会場はMTBパークとなっていて、韓国でのMTBブームがうかがえました。
ダウンヒルコースは約1.8km。お隣の国と言う事もあって日本の里山トレイルと同じ雰囲気の山でした。
小さい山ですが斜度はきつく、ゴロゴロと石が転がっている路面、スピードが出るコースですがコース幅が狭いので一歩間違えば崖に落ちそうになったり、岩に足下を取られそうでスタートからゴールまで油断出来ないコースでした。
スタート地点まではみかん畑にあるようなモノレールで上がるのですが、スタート地点まで30分かかりその乗り物が戻ってくるのに30分かかり、積み込みなども時間がかかり一日目の練習は1人2本のみでした。
2日目シーディングラン前の練習も2本、レース日の練習も2本のみと合計で6本の練習とアジア戦らしい感じでした。
<シーディングラン>
4本のみの試走でシーディングランが始まりました。
決勝の為にもある程度ペースを上げて、どんな感じか確かめながら走る事にしました。
砂地にゴロゴロとした石が転がる路面は、スピードが出るほど滑りやすくブレーキをかけても止まりづらく、コーナーがスピードが出過ぎたまま進入してしまう事が多く、中間のコーナーで木にぶつかりそうになり、なんとか必死に曲がろうとしたのですが、曲がりながら左手が木に当たりそこが運悪くちょうど7月スイスのワールドカップで痛めた所でした。ハンドルが握りにくくなってしまいましたが、手からハンドルが離れないよう気を付けながらゴール。幸いそれほどタイムには影響はなかったようで、シーディングは1位で終えました。
1. SUEMASA Mio
2. DEEKABALLES Vipavee
3. IIZUKA Tomoko
<決勝>
今回ナショナルチームにはマッサーの方が同行していて、前日に痛めた手にテーピングなどをして頂いたおかげで、決勝も安心して集中する事が出来ました。
コースは前日以上に石が浮き滑りやすい状態になっていたので、シーディングランでのペースやタイム差等を参考にして少し余裕を持って確実に走る事にしました。
タイムを稼げそうな漕ぎのセクションは全力で漕ぎ、コーナーでは進入でオーバースピードにならないように、スピードをコントロールしながら確実に。
ゴールまで大きなミスもなく1位ゴールし、通算10回目8連覇を果たしました。
1. SUEMASA Mio
2. DEEKABALLES Vipavee
3. PRADUPYARD Ausanee
毎年アジア選手権と言えば、ワールドカップや日本のレースでは考えられない出来事やハプニングが起こる事が多いですが、今回も搬送や計測などトラブルやハプニングがあり限られた練習回数でのレースとなりましたが、こういった出来事が多いアジア選手権でどんな状況でも対応出来る応用力、精神力が身につけられているように思いました。
まだ国内のレースの方がレベルが高いとはいえ、昔に比べるとだいぶアジアも成長しコースやライダーも成長しているなと今回感じました。
世界を目指すライダーとして、アジアではまだまだ一番であり続けられるよう、これからも精進してもっともっと成長していきたいと思います。
次は、ついにシーズン最後を飾るジャパンシリーズ最終戦瀬女大会(10月9日)です。
シーズン最後、気持ち良い終わり方が出来る様気を抜かず頑張りたいと思います。
アジア選手権応援ありがとうございました!
末政実緒 mio suemasa
投稿日:10.10.11 | コメント:No Comments